2000年12月10日出国 2001年1月6日帰国
ルーマニア マケドニア コソヴォ ギリシャPART 2 ルーマニア
12月17日 SUN 晴れ7時出動。
川島さん、松山さん、モントンでもう一度クレジャニ村へ。
きょうは通訳兼運転手でヴァシリさんの弟レオナルド通称レオ君に車で来てもらった。事前に行き方をきいてあったのだけど、道に迷いながらもなんとかたどり着くことができた。
まずは道で出会った人に案内してもらって、マリウスさん宅へ。
村には珍しいコンクリートの3階建て。いきなりドアを開けてドカドカと上がり込む。でもマリウス家の人々はそんなにはびっくりしていなくてちょっと眠そうな顔で「やぁよく来たね」と快く迎えてくれた。朝日の射し込む明るいリビングで、子供時代パパに厳しく鍛えられた話なんかを聞いて、その後マリウスさん一家の撮影タイム。撮影している間マリウスさんはアコーディオンを演奏して、次男坊が歌を歌ってくれた。長男もアコーディオンをやるらしいんだけど、恥ずかしがってやってくれなかった。
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▲マリウスさんファミリー次はカリウさん宅。マリウスさんが案内してくれた。途中、今は子供7人だけど、もうひとりおなかの中にいて生活が大変なんだよって言っていた。
カリウさんもニコニコうれしそうに歓迎してくれた。カリウさんは身よりのない子供を預かって育てているので、なんだか子供がいっぱい。
カリウさん一家を撮影。
部屋のあちこちにキリストやマリアの織物がかけられていた。鏡のフチところに写真が挟んであってモンカのあげた写真や映画のセットの前でジョニー・デップと撮ったものもあった。
「きょうもレコーディングがあるはずだけど、行かなくて大丈夫?」
って川島さんが尋ねると
「きょうのレコーディングはなくなったよ」って答えていた。
川島さんは、この人たちはポスピタリティーあふれているので、嘘をついてでもお客さんを大事にしようとするから…と困っていた。
川島さんの携帯電話でブカレストのミッシェルさんに電話することになった。でも家の中では電波が届かないのでひとりが屋根に登って下から大声で伝言していた。
そんなことをしているうちに、朝食を用意してくれた。パン、チキンと肉のグリル、チーズ、コーヒー。素朴だけど味がしっかりしていておいしかった。
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▲カリウさんファミリーブカレストからお迎えの運転手到着。しぶしぶカリウさんとマリウスさんは出かけていった。
村の案内役にカリウさんのいとこのジョルジュさんがついてくれることになった。マリウス・パパの家へ。
庭でパパがヴァイオリンを演奏しながら歌っているとマリウスさんのお兄さんもやってきてアコーディオンを演奏してくれた。歌声につられて近所の人もやってきて踊り出した。なんだか童話の世界みたい。
村に2件しかないカフェのひとつに歩いていった。
カプチーノを注文。
裏にあるトイレに行ってびっくり。ドアがない。床に三角の穴があいているだけなのだ。一応隙間だらけの板壁があるので、よし!っと勢いよくパンツをおろしてオシッコしていたら、うわっヤバ。向こうから川島さんがやってくるではありませんか。今トイレ入ってるんです〜〜!!!って必死に大声で叫んだ。川島さんと松山さんはちょっとなごり惜しそうだったけど、レオ君の車で一足先にブカレストに帰った。
ジョルジュさんと3人で片言英語とジェスチャーで会話。あまり話すネタがなくて、ジョルジュさんはカリウさんが世界のジョニー・デップと共演した話を何回もしていた。
村の中を散歩。途中ジョルジュさん宅へ。奥さんと子供が4人。小さいけれど明るくて暖かくてなかなかイイ感じの家だ。男の子が手に持っていた小さい紙切れを見せてくれた。それはきのうわたしが書いたその子の名前で“ルジィ”って書いてあった。
「ルジィ」とその子の顔を見ながら声に出して読んだら、すごくうれしそうにニコニコしていた。ただの紙切れなのにとっても大事そうにしていたので、ジーンとしてしまった。
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▲ジョルジュさんファミリーとってもイイ感じ。またカフェに戻ってマッタリする。店では3〜4人が昼間からお酒を飲んでいた。お客さんのひとりが新聞紙に包んだコッピーロと豚の皮の乾燥させたものを分けてくれたので、モンカはお酒をおごった。豚の皮はクリスマスシーズンの食べ物で各家庭で作るそうだ。塩味で歯ごたえがある。お酒のおつまみにピッタリだ。
4時頃やっとレオ君が帰ってきた。村をざっと見た感じでは実はジョルジュさんの家の近所が一番絵になりそうなのでもう一回レオ君の車で行ってみる。
写真を撮り始めると子供がいっぱいゾロゾロついてきた。車であちこち移動しながら写真を撮っているうちに日が暮れてしまった。帰る途中カフェの前を通りかかったらレコーディングから戻ったカリウさんに会った。今、急にお金が必要になったので50万レイ貸してほしいと言われた。きょうはいとこのジョルジュさんにもいろいろお世話になってしまったので持ち合わせがあまりないのでと言って20万レイ渡した。後で川島さんにきいた話では、そういうのは毎度のことでミッシェルさんはオレは銀行じゃない!といって取り合わないことにしているそうだ。
車でブカレストに戻り、レオ君の家に寄っていく。ちょうどガールフレンドのマリアナちゃんが晩ご飯を作っていたところでわたしたちもごちそうになってしまった。マリアナちゃんは菜食主義なのでトーフハンバーグとマッシュポテトにトマトソース。出来たてであったかくておいしかった。ふたりの写真も撮らせてもらった。
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▲レオ君とマリアナちゃんのインテリアはジャポネスク風。ホテルまでふたりに送ってもらう。
さっきごちそうを食べてきたばっかりだけど、おなかをすかせて待っていた川島さんと松山さんと一緒に歩いてホテルの近所の中華レストランへ。今回のルーマニアでのいろいろなエピソードやタラフの過去の事件などで大爆笑。笑いすぎでおなか痛かった。